家庭用や小規模オフィス向けのNASとして注目されている「UGREEN NASync DXP2800」。
本記事では、実際に購入・使用した体験をもとに、外観、セットアップ、使用感まで詳しくレビューしていきます。
製品概要|UGREEN NASync DXP2800とは?
UGREEN NASync DXP2800は、最新世代のコンパクトNASでありながら、十分なパフォーマンスと拡張性を備えています。
- CPU:Intel N100(4コア4スレッド)
- メモリ:DDR5 16GB(拡張可能)
- ドライブベイ:3.5/2.5インチドライブ×2
- M.2スロット:PCIe Gen3×2(NVMe SSD対応)
- ネットワーク:2.5GbE LANポート×2
- USBポート:USB 3.2 Gen1×2
- OS:UGREEN OS(Linuxベース)
小型設計でありながら、2.5GbEネットワーク対応やM.2 SSDスロット搭載といった、上位機種にも引けを取らない仕様となっています。
外観・デザインレビュー|高級感と機能美を両立
本体はアルミ素材を採用し、ブラックとグレーのツートーンカラーでまとめられています。
触った感触はさらりとしていて指紋も目立ちにくく、質感はかなり上質です。
【届いた時】
フロント・リアビュー
- 前面:電源ボタン、ステータスLEDインジケーター
- 背面:2.5GbEポート×2、USBポート×2、排気ファン
配線しやすいレイアウト設計で、設置場所を選びません。筐体サイズも非常にコンパクトなので、デスクサイドに置いても違和感がありません。
セットアップ手順|初心者にも優しい導入プロセス
UGREEN NASync DXP2800の初期設定は、非常にスムーズでした。
セットアップの流れ
- ドライブベイにHDD/SSDを装着
- LANケーブル・電源接続
- PCまたはスマホアプリから検出・初期化
- RAID設定(シングル/RAID 0/RAID 1)
- ユーザー設定・システム更新
セットアップウィザードが日本語で案内してくれるため、初めてNASを使う人でも迷うことなく設定できました。
使用感レビュー|パフォーマンス・静音性・機能性・
データ転送速度
2.5GbE LANに対応しているため、一般的な1GbE環境に比べ、大容量ファイル転送時の速度が明らかに向上しました。
特に4K動画ファイルの転送や大規模なバックアップ作業では、待ち時間が大幅に短縮されます。
利用できるアプリ・機能
- ファイルサーバー(SMB/AFP/NFS)
- メディアサーバー機能(Plex、DLNA対応)
- 自動バックアップ機能(スマホ・PC両対応)
- クラウド同期(Google Drive、Dropboxなど)
- Dockerコンテナ機能
自宅クラウド化やメディアストリーミング用途にもしっかり応えられるラインナップです。
静音性と発熱
アイドル時の動作音はほぼ無音に近く、稼働中も非常に静か。夜間のリビング設置でも気になりませんでした。
内部温度も適切に制御されており、ファンが高回転する場面はほとんどありません。
気になったポイント|購入前に知っておきたい注意点
- 対応HDDリストが限定されているため、互換性確認が必要
- UGREEN OSのアップデート頻度がまだ少なめ
- 日本語マニュアルが一部わかりにくい箇所あり
特に、NAS初心者の場合、サポート情報がもう少し充実していると安心できると感じました。
まとめ|UGREEN NASync DXP2800はこんな人におすすめ
UGREEN NASync DXP2800は、コンパクトかつハイスペックなNASを探している方にぴったりの製品です。
特におすすめなユーザー
- 自宅で本格的なファイルサーバーを運用したい人
- 静音性・省電力性能を重視する人
- 高速ネットワーク(2.5GbE)環境を活かしたい人
- スマホ・PCの写真・データをまとめて管理したい人
まだ登場間もない機種ですが、性能・静音性・拡張性すべてにおいて、非常に満足度の高いNASと言えるでしょう。
これからNASを始めたい方にも、上位モデルへのステップアップを考えている方にも、強くおすすめできる一台です。